雪の中のアイ・スマートの新着ブログ記事

  • 音と一戸建て

     久しぶりの吹雪だ。外の風の音がごうごうと聞こえてくる。  一条工務店のアイ・スマートは気密性が高く、室内と室外の遮音性が高い。足音が聞こえないので外構の砂利敷の防犯効果は期待できないし、窓の防犯センサーの音が室外に聞こえないのでわざわざ外にブザーが取り付けられているほどだ。それでも吹雪の音は聞こ... 続きをみる

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  • マスクとロスガード

     この冬は暖かい。雪が少なく、もう土が見える。氷点下二ケタは数日しかなかった。外気温との温度差30度でも、トリプルサッシはほとんど結露しない。一度うっかりハニカムシェードを全部締めて、対流を邪魔して結露させてしまったが、これは人的ミスと言うものだろう。  就寝時から起床時まで温度差30度を暖房なし... 続きをみる

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  • メリハリのある食事

     今朝のテレビの情報番組で「葉酸」の効果について報じていた。たしかに葉酸は、大切な栄養素だ。でもだからと言っていつも多く摂ればいいと言うものではない。聞き逃すのではないかと思うぐらい、たった一言、癌患者は気をつけるようにと言っていた。  気をつけるのは癌患者ばかりでない。リウマチ患者もだ。たいてい... 続きをみる

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  • お家でみんなで卵を食べよう

     卵かけご飯。聞いただけで涎を垂らし、食テロだと思う人もいるかもしれない。  さて卵はもっとも食物アレルギーの多い食品だ。このところアレルギー症状の子どもは増加の一途を辿る。もちろん少量でも命にかかわる症状を起こしてしまう場合は完全除去が必要だ。だから保育園や学校の給食では事故防止のために、厚労省... 続きをみる

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  • 幼児の英語教育

     早くから子どもに英語を習わせないといけないだろうか。こんな不安は勇気をもって取り払った方がいいと思う。  臨界期というのがある。おおむね10歳ぐらいだろうか。母語(ネイティブランゲージ)が確定する時期だ。母語は「獲得する」と言い、外国語は「学習する」と言う。そもそも母語と外国語は身につく仕組みが... 続きをみる

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  • 寒冷地の暖房と給湯

     路面は、ゆうべの雪で真っ白だ。それでも降り積もるほど路面は冷えておらず、のぞいている青空からの光で雪は解け、アスファルトが黒く濡れている。ソーラーパネルから落雪するところまではいかず、今朝の太陽光発電量は微々たるものだ。  HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)のパネルで確かめると、こ... 続きをみる

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  • 日本の風習

     ガーデンライトのタイマースイッチの点灯時刻を四時半から五時半に設定しなおす。冬至から幾日も経っていないのに日の暮れる時間が遅くなっていると感じられる。お正月になったらあれもしよう、これもしようと思っていたのがもう懐かしい。  猫の額ほどの庭では、もういくつ寝たところで、凧あげもこま回しもできない... 続きをみる

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  • 冬の扇風機

     今夜も外気温は氷点下。室温と外気温の差はコンスタントに20度以上。ありがたいことに窓はほとんど結露しない。  ちなみに一条工務店のアイ・スマートの標準の「防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ」と「トリプルハニカムシェード」と組み合わせときの断熱性能を示す熱貫流率U値は0.6 W/㎡・Kだ。  ... 続きをみる

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  • 百聞は一見に如かず、百見は一試に如かず

     何事も経験とはいうものの、時間とお金は限られているし、できれば経験せずに済ませたいことの方が多い。病気や事故などその最たるものだろう。家づくりだって経験しないで済むなら、その方が時間とお金の節約になる。  受け入れなくてはいけない現実に直面したとき、それを前向きに捉えるられる幸運があってはじめて... 続きをみる

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  • 量産品と工芸品

     降り積もった真っ白な雪の上に広がる朝の青空は気持ちがいい。きらきら光る眩しい雪にコントラストを与える地面の起伏の影は青空の色がそのまま映っている。  極端な話をすれば、同じものを大量に作ることで単純化と分業して値段をとことん下げたものが量産品で、お金に糸目をつけず手間暇惜しまず作った世界でたった... 続きをみる

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  • 年賀状

     年賀状はいつまでとか、失礼のない基本マナーとか、そんなものは全部無視。同じ時を生きていながら、そばで過ごせない人に、忘れてないよ、気にかけているよ、と伝えるのに、何も窮屈な思いをすることはない。  雪が降り続いいても、うっすらと日が差し込むと、ああ、これから少しずつ日が長くなるんだな、と自然に新... 続きをみる

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  • 外は吹雪

     暗くなってから、風が強まった。防音効果の高い気密住宅の中にいてもごうごうと風の音が響いてくる。ガーデンライトに照らされる雪は、ほとんど水平に吹雪いている。トリプルサッシが真っ白なのは屋内側の結露ではない。屋外側に吹き付けられた雪だ。  物置から雪ベラを持ち出して、玄関のハイドロテクトタイルの壁に... 続きをみる

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  • ホワイトクリスマス

     ちらついていた雪がいつのまにか本降りに変わる。あっという間に裏の畑が真っ白になり、葉の落ちた木々の枝が雪の綿帽子をかぶる。今年もホワイトクリスマスだなあ、とひとりごちる。  一条工務店のアイ・スマートのサッシはクリプトンガス充填のトリプルサッシだ。断熱性能がいいので、外気温との差が20度ぐらいあ... 続きをみる

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  • おはよう!

     目覚まし時計のベルを止めて、電動ハニカムシェードのリモコンを操作する。舞台の幕が一斉に上がって窓から朝の外の景色が目に飛び込んでくる。  今朝の気温は氷点下。室内との温度差は20度差以上。一条工務店アイ・スマートのクリプトンガス封入のトリプルサッシでも、窓の下の隅にコインほどの結露ができる。  ... 続きをみる

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  • 外構の植栽

     「一本ぐらい植栽あってもいいんじゃないですか?」  間取りの打ち合わせが進み、途中から外構業者が打ち合わせに参加したとき、一条工務店の営業さんがそう言った。  住宅の構造やら間取りやら勉強することだらけでとても追いつかない。そのときまで植栽なんて全く頭になかった。ちょっと勉強するので待ってくださ... 続きをみる

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  • ウッドデッキの干し柿

     山並みのいただきがパウダーシュガーを降りかけたように白くなった。街路樹のナナカマドやハナミズキからは赤い実が歩道に零れ落ちている。空はすっきりと晴れている。風は冷たい。それでも明るい陽射しはとても嬉しい。  計算された初冬の太陽の角度どおり、南の隣家から長く落ちた影はウッドデッキの手前で踏みとど... 続きをみる

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  • 全館床暖房と楽器

     夕方に東の空からオリオン座がのぼって星空がきれいだと、放射冷却が心配になる季節である。床暖房を入れるべきか、どうするか。  全館床暖房は一条工務店のアイ・スマートの代名詞とも言える。快適のみならずヒートショックを和らげるなど健康維持にもありがたい。特に寒冷地仕様のアイ・スマートでは、玄関にも床暖... 続きをみる

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  • たくあん漬け

     山の紅葉が里に降りてきて、住宅地の庭木も色づき始めた。だいぶ萎れてきた畑だが、大根や蕪はいまだに黄緑色の葉っぱを土の上に突き出している。雪が降る直前の11月中旬ごろが大根の収穫時期だ。この地方では、そこから3月まで雪に埋もれた生活となる。この大根を冬の間の保存食にする工夫が「たくあん漬け」だ。 ... 続きをみる

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  • 土の匂い

     朝からの雨で濡れそぼる庭。窓を開ける。冷たい空気とともに土の匂いが香る。  気密住宅だと、隙間風が入らないから、寒さを感じないけど、土の匂いがわからない。ふと思った。寒さを感じないことはいいことなのか。  寒いと人は寄り添う。古民家で囲炉裏を囲む人々には心の和みを感じる。人の温もりと絆を感じる。... 続きをみる

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  • 瓦とレンガをやめた訳

     季節の移ろいは早く、プラタナスの葉が黄色になり、一枚また一枚と風に吹かれて飛んでゆく。秋が暮れると、駆け足で冬が来て、そして雪解け。待ち遠しい春がやってくる。  この雪解けのとき、水を含んだもっとも重い雪が屋根にのしかかる。そして屋根の上で雪解けと再凍結を繰り返す。  もし、屋根が瓦だと解けた水... 続きをみる

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  • 木造軸組工法(在来工法)をやめた訳

     山の紅葉がだんだんふもとに降りてくるのを見ると、ああまもなく雪の季節がやってくるなあ、と実感する。  木造住宅には、木造軸組構法(在来工法)とツーバイ(2×)工法がある。ツーバイフォーが一般的だが、一条工務店のアイ・スマートはツーバイシックスだ。  住活をはじめてしばらく、アパート、マンション、... 続きをみる

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  • コンパクトな平屋

     コンパクトな平屋は割高だ。  まず、2階建てに比べて広い土地がいるから、土地代が割高だ。  次に、屋根と基礎は何階建てでも同じなので、その分だけ割高になる。  一条工務店のアイ・スマートでは一階部分だけ、圧入木材を使うので、それも割高になる。  コンパクトにしようとしても、基本的な住宅設備も減ら... 続きをみる

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  • 台風と床下パントリー

     一条工務店のアイ・スマートのオプションを検討しているときだ。営業さんと設計さんは、「床下パントリーはあまり使いませんよ」と言った。それでも5連の床下パントリーを採用した。  床下パントリーは床下点検口も兼ねている。入居まもなくガスの匂いに気づいたとき、ガスの施工業者が真っ先に大きい体をねじこむよ... 続きをみる

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  • 台風対策で養生テープ売り切れ?まずは窓のスペックの再確認を!

     情報番組で「台風への備え」を特集し、その中で窓ガラス飛散防止対策として養生テープが紹介されたことで、養生テープの売り切れが続出していると言う。  報道に振り回される前に、自宅の窓とサッシのスペックを再確認してみよう。  一条工務店の窓とサッシの耐風圧性は、風速70m/秒。JIS規定S-3等級だ。... 続きをみる

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  • 火災保険のメリット?

     台風から変わった温帯低気圧が通過した。一条工務店の住まいの体験館で、風速三十メートルを体験して、一条工務店のアイ・スマートならだいじょうぶと思っていても、ガタガタ音がすると少し不安になる。たとえ気密住宅でも直接屋根に響くような音は、室内にも響いてくるのだ。  火災保険には入っているが、風災は入っ... 続きをみる

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  • お塩控えめの・ほ〇だし

     最低気温が10℃を下回るようになると、暖かい汁ものが恋しくなる。気密断熱住宅と言えど、ゴミ出しに出かけて、ひんやりとした空気に触れて、戻ってくれば、そう感じるのだ。  余談だが、汁のほとんどない博多ラーメンと、汁がいっぱいの札幌ラーメンは気温の差によるものであろう。寒い季節に北海道で食べるラーメ... 続きをみる

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  • ジェネリック医薬品と生物学的製剤のバイオシミラー

     発明を公開してくれた人の見返りとして国は二十年間その特許権を保護する。医薬品も発明を公開してくれた人の特許となる。二十年過ぎれば、他の人もその医薬品を製造販売できるようになる。その後発医薬品をジェネリック医薬品と呼ぶ。  医師が処方箋にバツ印をつけてジェネリック変更不可の明示的な指示をしない限... 続きをみる

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  • HEMS(ヘムズ)

     秋の虫の音を聞きながら、夜空にぽっかりと浮かぶ中秋の名月の眺める。  外気温がちょうどいいので、エアコンをつけることなく、トリプルサッシを開放して網戸にする。途端、虫の音の大合唱が部屋に飛び込んでくる。  HEMS(ヘムズ)とはホームエネルギーマネジメントシステムのことだ。配電盤から各部屋のコン... 続きをみる

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  • 配置と日当たり

     秋の日はつるべ落とし。茜色の残照を残して西の山の端に沈む太陽の位置がじわりじわりと南側にずれていく。  ウッドデッキや掃き出し窓の近くでひなたぼっこを楽しみたいというなら、日当たりを意識して建物の配置を決めることになる。特に冬にどんよりとした曇り空が多くなる多雪地域では、冬の日当たりがとても貴重... 続きをみる

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  • 外構で不勉強だったところ

     時雨。雨に濡れたコスモスが秋の訪れを感じさせる。  外構で不勉強だったなあと思ったのが、物置からの雨だれである。家の方の雨だれに備えて家の周囲には犬走りのように砂利を敷いた。うっかり物置からの雨だれを配慮せず、犬走りの幅を作らなかった。おかげで雨が降るたび土がはねて物置のまわりが泥だらけである。... 続きをみる

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  • ガスコンロ「デリシア」の使い勝手とガス併用住宅

     ガスコンロも進歩している。一条工務店だとオプションになるが、ガスコンロ「デリシア」は優れものだ。  「右コンロ点火しました!」  押しボタンを押すと、自動的に着火し音声ガイドが流れる。視力の弱い人にも優しいユニバーサルデザインだ。乾電池駆動なので停電時にも使うことができる。フレームレスのガラスト... 続きをみる

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  • 夕涼み?

     和室の掃き出し窓に続くウッドデッキがお気に入りの場所だ。ここには半分庇がかかってそこに風鈴が吊るしてある。  あたりが夕焼け空で真っ赤に染まる。近くの桜の木で鳴いていたアブラゼミが、一匹、また一匹と鳴くのを止め、最後の一匹が鳴き止む頃には、さそり座といて座の間に流れる天の川が浮かび上がる。セミの... 続きをみる

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  • ラジオを聴きながら、借景で花火観覧

     敷地外の景色を、その庭の一部であるかのように利用することを借景と言う。  直接の陽射しが来ないように、北側に配置したダイニングに設けた窓は、借景を強く意識して設計した。夏の朝に日が昇ると、隣地の畑、栗の木、田んぼ、山の稜線と続く風景が、トリプルサッシの白い窓枠にすっぽりと収まる。  よく手入れさ... 続きをみる

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  • 気密性がもたらす遮音性で失われるもの

     住宅の気密性がもたらす効果は、断熱性の向上とそれによる省エネ効果だけにとどまらない。気密性がもたらす優れた遮音性は、室内環境を屋外の騒音から解放する。  しかし遮音性の弊害もある。  屋外の騒音がなくなると室内の音をうるさく感じる。一番うるさいのは、二十四時間換気の吸気の風切り音。寝室が近いと飛... 続きをみる

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  • 間取り図の著作権

     設計士さんに一応聞いてみた。 「間取り図の著作権は設計士にあります」  まあ、そうだろう。  アメリカの工場でアメリカ人が組み立てたとしても、プリウスが日本車なのは日本人が設計図を引いたからだ。  著作権は英語でコピーライト。コピーする権利のことを言う。せっかく苦労して描いた間取り図を、他人が勝... 続きをみる

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  • 木造住宅の弱点

     木造か、鉄骨造か、鉄筋コンクリート造(RC)か。  構造別の法定耐用年数は、木造が22年、軽量鉄骨造が27年、重量鉄骨造が34年、鉄筋コンクリート造が47年。あくまで法定耐用年数である。  値段が一番安いのは木造。木造でも従来の軸組工法より2×X(ツーバイ)工法の方が安い。一条工務店のアイスマー... 続きをみる

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  • 展示場に足を運んでもわからない箇所

     「家づくりを思い立ったが何から始めて良いかわからない。そう思ったら、住宅展示場や内覧会に足を運んでみましょう」  家づくりの本にも工務店のチラシにも、この手のセリフが散見される。実際、足を運ぶと、間取りや凝った意匠を紹介されて、なるほどそうかと思い込みそうになる。手品で言うところの視線誘導だ。も... 続きをみる

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  • ウェルシュ菌とクーリングアシスト機能付き冷蔵庫

     七月から九月は、細菌性食中毒の最盛期を迎える。  飲食店で件数が多いカンビロバクターに対して、患者数が多いのはウェルシュ菌だ。ウェルシュ菌は、加熱しても死なない。胞子になって休眠する。ひと煮立ちして冷ます途中で、魔の50度帯を通過するとき、胞子は一気に発芽し、ウェルシュ菌は爆発的に繁殖する。  ... 続きをみる

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  • 室外機の設置場所と外気温

     エアコンやエコキュートの効率は室外機で決まる。  熱は温度が高い方から低い方へ移動する。低い方から高い方へは移動しない。エアコンやエコキュートの室外機の正体は、この原理を利用したヒートポンプだ。  夏の暑いさなかに、室外機の中を外気温より熱くして、室内から屋外に熱を汲みだす。あるいは冬の寒いとき... 続きをみる

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  • 痛み止めと熱中症

     高齢者は暑さ、寒さに対する感覚が鈍くなる。その分、熱中症のリスクが高まる。  暑さの感覚が鈍くなるのは高齢者ばかりではない。痛み止めの薬を飲んでいる人も同じだ。ぜんそく、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどの自己免疫性疾患では、慢性的な炎症を抑えるのに痛み止めの薬をよく使う。  非ステロイド性抗炎... 続きをみる

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  • LED照明とトマト

     「LED照明はキャンペーン価格なのでお得ですよ」  と笑顔で勧める一条工務店の営業さんに、  「演色評価数はいくらですか?」  と聞いてみた。  演色性とは、色の見え方の指標だ。演色評価数(Ra)で表し、太陽光を規準に100とし、それに近いほど色が自然に見える。  返答に窮する営業さんといっしょ... 続きをみる

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  • 窓と光

     「すみません、ちょっと窓を大きくさせてください、面積足りなくなっちゃって」  建築士と営業が、済まなそうな顔をする。建築基準法では、開け閉めできる窓の面積を部屋の床面積の1/7以上設けなければならないのだそうだ。一条ルールではなく建築基準法である。  予算削減のため床面積は減らせても、配電盤やら... 続きをみる

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  • 川床と床冷房

     ひんやりとした川風を感じ、涼の風情を堪能する川床は、暑い京都の夏の風物詩だ。  一条工務店にもさらぽかという床冷房システムがあるらしい。床暖房があるのだから床冷房も、と思う気持ちはわかる。しかし風のあるなしという点で、川床と床冷房とはだいぶ違うように思う。  そもそも、熱は温度が高い方から低い方... 続きをみる

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  • キッチンの高さ

     検討中の図面を広げながら設計士が尋ねてくる。  「キッチンの高さをどうしますか?」  一条工務店のアイススマートのキッチンは、いくつかの高さから選べるらしい。   「高さが調節できるキッチンはありますか?」  の問いに、  「申し訳ございません、ちょっとそういうのは……」  一条工務店の営業が表... 続きをみる

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  • 古民家

     人が作ったものはいずれその役目を終えてゴミになる。しかしゴミを出さずに人が生きていくことはできない。住宅も例外ではない。住宅の寿命を延ばせば、空き家のゴミが減る。地球に優しく次世代の負担も少ない。  さて全国的に過疎化が進む中、つくばエクスプレス沿線地域は踏みとどまっている。首都圏へのアクセスの... 続きをみる

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  • 大失敗

     「一条工務店に入社してから、資格を取るのにめっちゃ勉強しました。あれだけ勉強したのは、あれで最初で最後でしょう」  一級建築士は国土交通大臣が免許を交付する。一方、二級建築士は各都道府県知事が免許を交付する。机の隅に置かれた自動車免許のようなカード型の免状には確かに国土交通大臣の角印がある。  ... 続きをみる

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  • あこがれ

     「見てきます?」と屈託のない笑顔で現場に招き入れてくれた若い大工。 無口でこちらから聞かなければ、あとは何も喋らない。  「なんで大工になったの?」 の問いにぽつりぽつりと語りだす。  「俺ンちのリフォームしてくれた大工がカッコ良くてさ。その大工にあこがれたんスよ。あ、別に変な意味じゃなくて。そ... 続きをみる

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