台風対策で養生テープ売り切れ?まずは窓のスペックの再確認を!

 情報番組で「台風への備え」を特集し、その中で窓ガラス飛散防止対策として養生テープが紹介されたことで、養生テープの売り切れが続出していると言う。


 報道に振り回される前に、自宅の窓とサッシのスペックを再確認してみよう。


 一条工務店の窓とサッシの耐風圧性は、風速70m/秒。JIS規定S-3等級だ。この耐風圧性は、現時点の台風19号の最大瞬間風速 60m/秒を上回る。室内側の「防犯合わせガラス」は、厚さ3mmのガラス2枚の間に、特殊な樹脂膜を加熱・圧着。飛来物があっても簡単に破れず、万一破損しても、ガラスの室内飛散を最低限に抑える。


 つまり、一条工務店の窓に養生テープを貼るのは、ただの無駄骨だ。


 もちろん、築百年の古民家と言うなら、木製の雨戸を閉めるのも大事だし、耐風圧性の不足している窓ならガラスの室内飛散の防止に養生テープを貼るのも良いだろう。


 少なくとも一条工務店のアイ・スマートなら、あわててホームセンターに養生テープを買いに走るより、落ち着いて窓際で外の様子を眺めながら、ゆっくりお茶でも飲んでいる方が安全だろうと思われる。