電力需給ひっ迫警報に協力、ガス暖房モード

 外気温はすでにマイナス4℃。シリウスが西の夜空に輝いている。明日はマイナス7℃の予報。東京電力と東北電力の管内に初めてとなる「電力需給ひっ迫警報」を出した。午後10時台の予想使用率は96%。


 今使っている電気は、今作っている電気。もし定格を超えるとブレーカーが落ちる。電力需給ひっ迫すると、発電所のブレーカーが落ちる。そうすると、別の発電所の負荷が増え、そこも定格を超えて、ブレーカーが落ちる。こうやって連鎖的にブレーカーが落ちまくるのが、大停電事故だ。もし起きたら、街が真っ暗になって、機能が停止する。


 そうなっては大変だ。だから、節電要請なのだ。協力せねば。


 まず、報道で言われているように不要な照明を落とす。でももともとそんなに無駄遣いしていないし、LED照明だから、そこまで節電にはならない。みんなでやれば、少しは効果があるかも、などと思いながら、暗くする。


 ふと、思いついた。そうだ、エコワンをガス暖房モードにしよう。


 さっそくやってみる。電力モニターの数値が一気に下がる。これは、効く!


 この原油価格高騰で、ガスも節約したいところだが、停電事故が起きたら悲惨だ。明日も冷え込んで、どうせ室外機の効率は見込めないから、このままガス暖房モードにしよう。


 思わぬところでハイブリッド暖房が役に立つことがわかった。


 エコワンを使っている人は、「電力需給ひっ迫警報」が出たら、ガス暖房モードで、停電事故防止に協力できる。


 大停電事故になりませんように。