足の小指をぶつけたっ!

 痛~っ


 壁の出っ張りに、足の小指をぶつけたー


 一条工務店のアイ・スマートの間取りを考えていたとき、お風呂場を1坪にするか1.25坪にするか悩んだ。結局1.25坪にした。入浴介助を考えると、やっぱり1坪だと狭いと思ったからだ。実際、1.25坪にして、ゆったり感もあってよかったと思う。


 そのとき犠牲になったのが、洗面所の動線だ。お風呂場を1.25坪にすると、どうしても壁に出っ張りができてしまう。営業さんと設計さんは、それほど目立ちませんよ、気になりませんよ、とは言ってくれた。


 でも、急いで歩くと、たまに、その出っ張りに、足の小指をぶつけるのである。ほとんどの方は、足の小指をぶつけた痛さはご存じかと思う。


 毎日ぶつけるのでは、たまったものではないが、うっかりたまにぶつける。そしてぶつけるたびに、お風呂場の広さと、洗面所の動線と、どちらを犠牲にするか悩んだ、建築前のあの打合せを思い出すのである。今となっては、懐かしい思い出になってしまった。


 その頃は、だいぶネットで家づくりを勉強させていただいた。あらためて情報発信してくださっていた方々に感謝である。