住居番号表示板をどこに?

 音もなく降り注ぐ太陽の光。初夏の日差しっていう感じだ。


 さて、住居を新築して、めでたくめんどうな手続きを終えると、住居番号表示板というのが届く。残念なことに、デザイン選択の余地はない。これを、玄関や門柱のハイドロテクトタイルに貼り付けるのは、デザインで不人気なのを承知で、一条工務店のアイ・スマートを選んだ施主でも、いささか気が引ける。表札の隣に、住居番号表示板やら、NHK受信契約やら、その他もろもろのステッカーをべたべた貼っては、おしゃれな表札も郵便受けも、気の毒なことになる。


 この住居番号表示板、こちらの地方自治体の条例には、「当該出入口付近に、通行人から見やすい場所に表示しておかなければならない。」とある。


 あちこち見て回ったが、やはり表札の隣に貼ることに気が引けたのか、基礎の立ち上がり部分に、住居番号表示板を貼っているお宅もあった。


 結局どうしたかと言えば、それらしいプランターに棒を建てて、そこに吊り下げ看板のように、ぶら下げることにした。プランターには、季節の花や、コニファーなどをあしらう。そうすると、どうにかこうにか遠くから見るとWelComeの看板のような雰囲気に、できないこともない。


 今、住居番号表示板のまわりには、色とりどりのパンジーが咲いている。季節がもう少し進んだら、夏っぽい寄せ植えにしようかと思っている。