自分で決めるお稽古
真夏日。数日前まで床暖房を使っていたとは思えない暑さ。夏を待っていたかのようにグラジオラスが芽を出す。植栽は緑に芽吹き、季節はいかにもゴールデンウィークだ。
でも今年のゴールデンウイークはお出かけ禁止。おうちで過ごしていたご近所の子どもがママといっしょに焼いたクッキーをパパといっしょに届けてくれた。だいぶはにかんでいたものの、別れ際に元気に手を振ってくれた。
いつも学校、宿題、塾、スポーツクラブと決められたことをこなしていた子供たち。何も決まっていない時を過ごすのに難儀しているようだ。
何事もはじめからできる人はいない。「決める」ということも例外ではない。いつも決められたことしかしていないと、自分で決めることができないことに気づかない。また一度できても練習しないと身につかない。やはり「決める」ということも例外ではない。繰り返しのお稽古が大切だ。子どもの話を聞いて、その整理をお手伝いして、自分で決めるチャンスをたくさんあげたい。そして状況に応じて柔軟で的確な判断を下せる頼もしい大人になって欲しい。
いままでにないゴールデンウィークをおうちで子供と過ごしているパパの話を聞いて、そう思った。
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