チラシの笑顔は、立候補者じゃない?
素敵な笑顔。どんな政策を掲げているのかとチラシを見ようと探したが、政策はどこにも書いていない。不審に思ってよく見ると小さく選挙管理委員会とあった。素敵な笑顔の主は、立候補者ではなかった。いわゆるイメージキャラクター。要は選挙に来いということらしい。肝心の投票日の日付は大きく書いているものの、デザイン的に、目立たない。
もう1枚は魅力的な男女。こちらは総務省の中央選挙管理会とあった。こちらも立候補者ではなく、イメージキャラクター。日付はとてもスタイリッシュでスリムな文字で、文字なんだかデザインなんだか一見するとわからない。
よくよく見ると「選挙区選挙」が「クリーム色」で、「比例代表選挙」が「白色」の投票用紙だということが、書いてあることがわかった。いずれも、光沢で厚手の紙にカラー印刷である。さぞ高価だったろうに。
でも選挙管理委員会の選挙公報には、「選挙区選挙」ではなく、「選出議員選挙」とある。わかりづらいなあ。しかも選挙公報はザラ紙に白黒印刷である。なぜ、大切な広報が白黒ザラ紙で、イメージキャラクターがカラー光沢紙なのはなぜ?何か法律縛りでもあるのか?
で、投票に行った。投票所の記名ブースには政党を記した紙が正面に貼ってある。字が細かくて見えない。老眼鏡をかけてもよく見えない。もし、さらに目の弱い方が来たら、さぞ読みにくいことだろう。
あとで聞いたところでは、魅力的な男女のイメージキャラクターは、俳優さんだということだった。その俳優さんを知っている方のアイキャッチにはいいかもしれない。でも老眼鏡もかけずに、それを知らずにみたぼくは、チラシの笑顔の主を、立候補者とカンチガイしてしまったのだった。
税金を注ぐべきところはカラー印刷?イメージキャラクター?上役から投票率を上げるように指示され、目先の評価を得ようと苦心惨憺がんばる部下の姿が目に浮かぶ。でも、投票率さえ上がればいいんですか?選挙の質はどうでもいいんですか?最終的に、ひとりひとりの日常が本質的にマシにならなきゃ、負担ばかり増えるお祭り騒ぎじゃないですか?今夜も、視聴率稼ぎの選挙番組が放映されるんだろうなと独り言ちるのでありました。
とはいうものの、そのお祭り騒ぎに、惜しげもなく負担を注ぎ込めるなんて、日本は、平和で恵まれている国なんだと思います。今日を幸せに過ごせることに感謝いたします。
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