山に囲まれた雪国で、アンテナつけますか?

 明けましておめでとうございます。


 ゆうべは、ちらっとNHKの紅白歌合戦を見た。4K放送で22.2chサラウンド放送のクレジットが入るのはNHKの紅白歌合戦ぐらいなものだ。それを、一条工務店アイ・スマートのオプションのJBLの5.1chサラウンド天井埋め込みスピーカーで聞いたら、どんなものかと思ったからだ。スピーカーが5.1chサラウンドなのだから、それ以上の臨場感が出るはずもなく。もともと8K放送用の22.2chサラウンドを4K放送に詰め込んだら、通信劣化が起きるのではないかと思ったが、それは感じられなかった。


 さて、ここは山に囲まれた雪国だ。アイ・スマートの仕様検討のとき、アンテナの話が出たが、即、却下した。吹雪になればすぐに画像は乱れるし、下手すればその吹雪でアンテナの向きが変わったり、最悪破損することもある。それが山に囲まれた雪国という立地条件だ。どうせネットの時代なのだからと、地元ケーブルテレビと契約することを前提に、アンテナは却下した。


 4K放送を楽しむなら光回線の通信速度が大切だ。4K動画で最低必要な通信速度は約24Mbps(メガビットパーセコンド)。一秒間に2400万の0と1とを送らなければならなない。地元ケーブルテレビの通信速度を実測すると350Mbps。楽々クリアである。


 音楽配信サービス、動画配信サービスと、通信速度が左右するのは、テレビばかりではない。在宅ワークでストレスなく仕事するにもネットの質を気にする時代になった。


 ちなみにアイ・スマートにHEMSを導入するなら、ネット接続は必須要件だ。


 また低炭素時代を意識するなら、スイッチングハブやNASといった24時間稼働ネット機器も節電タイプを意識して選びたい。


 ともあれ、降り続く雪の中、アンテナの心配をしなくていいので、アンテナを却下して正解だったと思う。